気まぐれ日記 2023年3月
2023年2月はここ
3月1日(水)「花粉に敗北・・・の風さん」
月例の仕事がある。昨日は風呂釜洗いをしただけで時間がなく、カレンダーの更新は、今日やった。
さあやるぞと気合を入れているところへ、姓名判断の南山誠林さんから電話がかかってきた。昨日の戒名から、落款などを作る場合について相談していたのだ。戒名や落款については、変な相談を持ち掛けたと言われそうだったが、まったくそんなことはなく、芸事の資格をとったから雅号をつけたいとか、自分の店を持てたので店名を考えてほしいとか、中には船の名前まで相談されているという。
単独で使う場合は、旧字を使った「觀月」がお勧めだという。上杉謙信、武田信玄のように名前として使うなら「鳴海蓮台」がいいという。長いお付き合いの方なので、話題はどんどん広がって、1時間近く話してしまった。
とにかく今日は月例の仕事を積極的に片付けようと、先ず屋外へも飛び出した。歩いて投函に行ったし、キャメロンでコンビニへ行き、また売れたメルカリ品を発送した。帰宅して、屋外タンクに灯油も補充した。
屋内もこまごまとある。カレンダーの更新、消臭ビーズの補充、2か所の洗面所の鏡と排水パイプの掃除。空気清浄機の掃除のあとは、レンジフードの分解掃除。最後は、玄関の壁の染み取りだ。1階の天井と材質が違っていて、取れる染みと取れない染みがある。問題は吹き抜けになっている部分で、通常の脚立では届かない(が、梯子を買って準備してある)。
ここまで元気に飛び回っていたが、だんだん体調が怪しくなってきた。花粉症である。今年はここ10年で最大の飛散量になると予報が出ている。花粉症に対しても、さまざまな対策グッズを持っているが、自分自身の抵抗力が落ちている時は、どうしようもない。一つずつ対策を打つのが遅いらしく、とうとう全身が花粉でまぶしたようになってしまった。
3月2日(木)「先輩の電話に我が身を反省・・・の風さん」
花粉症に敗北した翌日も、起床時から不調。やることは多いが、気合を入れて起きられなかった。
リビングの空気清浄機は2年以上前から24時間フル稼働だが、加湿も加えた。自分自身はマスクに防塵メガネ着用である。アレルギー反応をおさえるため、アレルギール錠も服用した。そんな状態で仕事ができるわけがない。そうこうしているうちに、知人から電話がかかってきた。会社の元同僚というか先輩で、技術者でも優れた音楽家、作曲家である。一流のプロを目指して行動していたが、寄る年波には勝てず、現在は施設で車いす生活とのことだった。それでも俗世間への執着心は強く、悪戦苦闘を語られたが、程度こそ違え、自分自身のことを言われているようで、複雑な想いだった。電話を終えても、なおそのことが頭から離れず、やはり戒名をいただいたのだから、それを目標に生き方を修正すべきだとあらためて思った。
午前中は、全く体が動かず、応対できなかったのだが、地元に知人の御主人が議会議員選挙に立候補され、リーフレット配布に寄られた。子供の教育環境整備に重点志向されている。それはそれで重要なことだが、そもそも少子化などを防ぐことができなければ、子供たちの育つ環境の悪化は避けられない。全国民が幸福に思える社会をどうやって築くか、世界全体のしくみ(資本主義や民主主義も)を改善する話を含むので、相当に厄介だ。第三次世界大戦と核戦争で、地球をリセットするしかないとすれば、これは人類の敗北だ。
楠木誠一郎さんの『ビジュアル戦国武将』が九州・四国編で全4巻完結した。中央とやや遠いこともあり、なじみのない名前が並んでいる。歴史の表舞台に出てなくても、立派に地方を繁栄させた戦国武将もいたのではないか。そういった人物を発掘し研究すれば、現代の地方のピンチを救うヒントが得られるかもしれない。
夕方くらいからようやく体が動くようになった。花粉症は、大学院時代に発症した宿痾である。当分苦しみそうだが、庭の梅の開花が増えていて、心を癒される。
3月3日(金)「予定外の手術?・・・の風さん」
午前中にルーチンを終え、トーストとホットミルクのランチ後、キャメロンで出かけた。春がもうすぐそこまで来ているような陽気だ。ただ、花粉症に対しては万全の注意が必要。
GSで灯油を購入し、名古屋へ行くため、途中駅の近くのスーパーの広い駐車場にとめた。住居地域の過疎化が徐々に進んでいて、今年のダイヤ改正では、本数が減らされる。交通インフラが不便になれば、それが過疎化をいっそう推し進める。困ったことだが、日本全国で起きている現象であり、原因が巨大過ぎる。高度成長の逆のことが起きていて、それを防ぐのは相当に困難だと思う。
病院大好き人間の私には通院している病院がいくつかある。今日は名古屋の眼科である。43年前、就職で当地へ来たとき、紹介状を持って名大病院へ行ったのが、当地での眼科通院の始まりだ。今では、家業を継いだ先生の病院へ通っている。初めのころに手術でほぼ完治していた病気が、2年くらい前から再発したらしく、色々な薬が次々に処方されている。今日の検査結果もおもわしくなく、処方すべき薬が尽きた感があり、次回も悪ければ、手術の可能性があるということだった。次の眼科手術は、年齢から考えて白内障だと思っていたが、予定外でとまどう。脱力感もあった。
帰宅してから花粉症がひどくなった。対策はちゃんとしているが、抗ヒスタミン剤服用の一歩手前である。
気力体力ともなくなってリビングでダウンしていたら、午前中にメルカリに出品したビジネス本が売れた。明日もやることが多いが、仕事が一つ増えた。
3月4日(土)「久々の家族4人・・・の風さん」
花粉症に打ちのめされている。とりあえずアレルギール錠のみで過ごしたい。自宅内でもマスクをし、花粉症対策の目薬をさし、時にはゴーグルをかける。リビングの空気清浄機は加湿機能もオンだ。仕事にまい進している時は、こういった障害も忘れていられるが、そうでない今は、気になってしようがない。人生のベテランは、こういったことを理解できるが、だからと言って耐えられるわけではない。複雑な心境。人生の引き際が近いと気持ちも暗くなる。
売れたメルカリ出品をコンビニまで発送に行ってきた。メルカリ出品は身辺整理の一環で、ビジネスではないから、もうけようとしているわけではない。それでも、メルカリ手数料と送料を引いてマイナスにはしたくない。限界価格は計算で分かるが、安ければ絶対に売れるわけでもない。そこで売れる工夫を色々と試してみる。今日は上下巻セットが売れたので、帰宅してから、上下巻ではないが、2冊セットにしたら売れそうな組み合わせで出品してみた。花粉症対策より、こういう工夫は楽しい(当たり前か)。
次女が1週間の予定で里帰りしてきた。転職の合間を利用している。長女もそうだが、なかなか定職に当たらない。制約が多く、選べる職種も少なかった時代に比べると、今の若い人たちは、転職を繰り返すことが普通になっている可能性がある(実態はよく分からない)。だからと言って、専業主婦では暮らしの自由度が(経済的な理由で)せばまるわけで、それも選択しにくい。里帰り中に次女は、エントリーシートを送った企業と、オンライン面接をすることになる。何とも生きづらい世の中になったものだ。子育てと趣味で人生をエンジョイしてきた母親たちは、幸せだったと思う。少なくともワイフの人生も、その状態で全うさせたいが、私が死んだあとは経済的に苦しくなる(蓄えは不十分だ)。それが懸案で、私は働いて稼がねばならないのだが、売れない作家は力不足だ。
次女の里帰りに合わせるように、長女もサラちゃんの調教を兼ねてやって来た。正月にもできなかった家族4人という組み合わせで(昨年の正月以来か)、新型コロナを忘れる日が近い予感がする。
3月5日(日)「今年初の遠出・・・の風さん」
今年初めての遠出(名古屋より先に行く)だ。名古屋から新幹線で大阪へ向かった。近畿和算ゼミに、お誘いした上野先生が初めて参加されるので、途中で合流してご案内するのである。珍しく文庫を持参し、車内で読んだ。今日は鳴海風としての活動なので、自覚を促し、早く執筆生活に戻りたい。
電車の乗り継ぎはスムーズに行き、上野先生とも問題なく合流でき、会場である大阪産業大学サテライトキャンパスに着いた。
今日は3つの講演があり、その中の1つが上野先生の「関孝和全集の編集を終えて」だった。編集作業はまだ完全には終わっていないそうだが、出版までカウントダウンに入っている。今回の全集の編集方針と特徴を語ってくださった。1つの特徴は、関孝和自身が執筆したと思われる著作と、後世の編集と思われるものを分けたこと。そして、関係資料を網羅し、原文と訳文、影印などをしっかり入れたという。研究者にとってのどから手が出るような内容だが、全3巻4000ページにわたり、定価は25万円前後になるらしい。3万円ぐらいだったから無理しても購入しようと思っていた私の目の前から『関孝和全集』は一瞬のうちに消え去った。
近畿和算ゼミは毎回楽しい。これまで年末だけだったが、また近いうちに来たい。
予定と期待通りに、新大阪駅の551でぶたまんとシューマイ、ぎょうざを買った。大変な行列だったが、今日の遠出の大きな目的でもあったから、30分近く並んで買った。
名古屋駅で、自分の家に帰る長女と合流し、買ってきたぶたまんなどを渡した。これは見事な連携プレーだった。
帰宅し、ぶたまんの夕食の後、明日、オンライン面接をする次女の相談にのった。手堅い対応方法を勧めていたが、応募している企業の概要をホームページで見せてもらい、方針を変更した。背伸びしてでも、ポテンシャルを見せつけないと、この企業には入れないと思ったからだ。
終日、花粉症が悪化することなく、何とか過ごすことができた。昨日出品したメルカリが、うまい具合に売れたので、明日発送しなければならない。
3月6日(月)「体力不足・・・の風さん」
また気候が春らしくなり、庭の梅の開花がいっそう進んだ。つぼみがたくさんあっても、開花が数えるほどだったときは、このまま終わってしまうのではないかと本気で心配していた。
冬剪定をしなかったので、今の状態を見ると、花が咲く枝とそうでない枝がはっきりと選別できる。木としては十分に大きくなっているので、できるだけにぎやかに花を咲かせ、カッコ悪く枝が伸びていくのは防ぎたい。写真を撮っておいて、夏剪定の参考にしようと思う。
実は、週末の間中気になっていたことがあった。確定申告はe-Taxを利用したのだが、エラーメッセージが何度も届いていて、ネット検索では特に処置する必要はないとのことだったので、放置していたら、税務署側の処理が取り消されてしまったのだ。これは明らかに私がアクションを取らなかったかららしい。じゃあ、どうすればいいのか、もう税務署へ電話で聞くしかないか、と思い悩んでいたのである。
今朝、起床する前に、対処の仕方を確認する方法が思い付いた。気になっていたので、それをやってみたら、エラーメッセージの意味が分かった。書類の記入の仕方に矛盾があって、機械的にエラーメッセージが発信されていたのだ。こうなると、e-Taxアプリをインストールしていた効果が出る。修正して再送信できるのだ。愚かなことに、その修正を2回ミスったが、何とか3回目に送信することができた。受信通知が来たので、処理してもらえるのではないかと思う。正直ホッとした。
売れたメルカリ出品の発送をして帰宅したら、ひどく疲れを感じ、午後は昼寝してしまった。情けない。体力不足だ。明日も陽気がいいらしいので、高圧洗浄機を引っ張り出して、キャメロンの洗浄をしたい。
3月7日(火)「小さなOリング・・・の風さん」
庭の梅がほぼ満開だ。紅梅で色も濃い。こんなにたくさん咲くとは思わなかった。父が植えた当初からほとんど関心を持つことがなく、シルバーさんの剪定で咲かなくなってから急に気になりだした。当然そうあっている間は興味がなく、不自然になって初めて気にし出す。極端だが、戦争になってやっと平和の尊さを思う。それが人間の愚かさなのだろう。
世の中の今日の最大のニュースはH3ロケットの失敗だ。これまであまり問題を起こしたことがなかった2段目の不具合である。新規開発の1段目が何とか作動したのに、こういうことが起きる。これまで問題がなかったのは偶然だったのか。100%は難しいが、99.99%といった信頼性はなかったのだ。国産ジェット機の開発失敗が報じられてそれほど時間がたっていない。研究開発の成果は急に結果が出るわけではない。これまでの(長い年月の)問題点がこれから明らかになるだろう。否、明らかにしなくてはならない。私の懸念は、もう当分の間、日本人の自然科学ノーベル賞受賞はないような気がする。なぜなら基礎研究に対する投資をかなり長期間ケチってきたからだ。
昨日の疲労感は抜けていて、天気も抜群に好いので、今日こそ、と高圧洗浄機を引っ張り出してきた。これでやることは多いが、手始めにキャメロンの洗車だ。
準備を着々としていて、最後の段階で問題が起きた。高圧ホースと本体の接続部分で水漏れが発生した。頭をH3ロケットの失敗がよぎる。よく観察してみたら、高圧ホースのノズルの先端のOリングがない。このホースは両端が同じ形状をしているので、Oリングがちゃんとついている反対側をつなごうとすると、カチッとはまらない。もしかして内部に破損したOリングが残っているのか。懐中電灯で照らしてみたが、よく分からなかった。
結局、ケルヒャーのサービスデスクへ電話して相談した。応答してくれた女性は、内部にOリングが残ることは考えにくいので、正常なノズルがはまるはずだから石鹸水ですべりやすくして確認してみてくれという。私はすぐには納得しなかったが、何度も主張するので、素直にやってみたら、本当にカチッとはまった(笑)。女性は、Oリングの安い購入方法も教えてくれた。今日の洗車は断念したが、ネットで探して、送料無料の購入先を見つけて発注した。明日届くので、再挑戦だ。
単純な家庭用高圧洗浄機でも、小さなOリング一つで、こんな事態になる。巨大なシステムであるロケットの信頼性を上げるのは並大抵でないはずだ。
夕方、ワイフとウォーキングに出かけた。約1時間、5000歩ほどだったが、やはり下半身が衰えているのを感じたので、これからなるべくウォーキングしなければならない。棺桶は目の前だ。
3月8日(水)「久々のワックスがけ・・・の風さん」
3日連続でコンビニからメルカリ品を発送した。身辺整理の一環で、中心は在庫の書籍の処分だ。2月に集中的に出品した効果で、いくらか在庫が減った。これからも多忙な中、何とか減らしていかないと、新しい資料が書斎に入らない。
昨日の午後発注した高圧洗浄機のOリングが届いた。昨日できなかったことが今日やれるかもしれない。何しろ今日も小春日和どころか春爛漫を思わせる陽気だ。
問題が解決しないと、またすべて元に戻すことになるので、最小限の道具を引っ張り出して、先ずは高圧洗浄機が機能するかどうか、確かめた。新品のOリングを装着したノズルは、スムーズに本体に接続できた。水道を開いても水漏れはない。電源を入れて圧力を上げても水漏れは起きなかった。成功である。サービス担当の女性は予備も含めて2個購入することを勧めていたので、1個予備もできたことになる。これは安心。昨日は、そのヒントも生かして、水道の蛇口との接続部分も劣化していたので、ホームセンターで新品を購入してあった。それもバッチリ機能した。
初めてのシャンプー洗浄に挑戦した。洗浄液を本体に入れる方法と高圧ガンの先端にスプレーを装着する方法の2通りあるが、今回はスプレー方式でやってみた。終わった後のクリーニングが楽だと思ったからだ。
最初に水だけで洗い、濡れているうちに、シャンプーで泡まみれにした。汚れが浮くまでしばらく放置し、その後、水で洗い流した。人工のセーム皮で吹き上げて、乾くまでまた放置した。
もう何年ぶりか記憶もないほど久しぶりにワックスがけをした。学生時代(50年近い昔)は、何でも手作業でやっていたので、その当時の記憶での作業になる。今回は半ネリのワックスで、くるくる円を描きながら塗るのだが、こんなに間近にボディを見たことがない。小さな傷や汚れがいくつも見つかった。乾いたあと、手拭いで拭き上げた。ついでに、窓ガラスに撥水コートを塗り、自慢のタイヤにもタイヤワックスをスプレーした。さらに、ナビの取り付け治具が破損していたので、互換品交換した。
途中のプロセスの写真も撮ったが、SNSにはアップしない。
腰を痛めることもなく、後片付けも完璧。大満足だ。
夜になり、書斎で読書しているうちに、花粉症がひどくなった。最悪状態に突入だ。アレルギール錠も効果なく、この調子では、明日はいよいよ抗ヒスタミン剤かもしれない。
3月9日(木)「1年ぶりの河津桜・・・の風さん」
午前中にJAへ行きATMを利用した。昨日、コンビニの帰りに寄ろうとしたATMは撤去の工事中だった。店員のいる銀行だけでなく、無人のATMも、徐々に減らされていく。過疎化が理由の一つなのは間違いない。働き場所を求めて若者が都心部へ出ていく。高齢化が進む地方は、ATMの台数が減ることで、さらに生きづらくなる。やはり、これからの世の中、高齢者は絶対にITを身につけなければならない。少なくともスマホを持ち、お金のやり取りは、できるだけサイバー空間でおこなうのだ。外出しなくてすむように。
戒名の文字を刻んだ最初のハンコが完成して届いた。古書印体は良いが、線が細すぎる感じだった。事務用の印のようで、雅印や落款には迫力不足だ(笑)。改善案はじっくり考えよう。
とうとう花粉症に耐えられなくなり、抗ヒスタミン剤を服用した。やや手遅れの感があり、症状はなかなかおさまらなかった。
次女が用事があって1泊で出かけるので、駅まで送るついでに、ワイフの提案で半島の南端にある河津桜を見に行った。早咲きの河津桜は、今年も盛りを過ぎたところだった。ソメイヨシノも近くにある。昨年も同じころに行き、まだつぼみも見えないソメイヨシノの殺風景な枝を見て、私の『鬼女』の物語の中での桜の活かし方のアイデアがひらめいた。あれから1年なのかと思うと、時の過ぎゆく速さに少し驚いた。
外出して歩いたこと、そして花粉症との戦いで疲れが出たこともあり、今夜は早々に就寝することにした。と言っても、1時間早いだけだったが。
3月10日(金)「またダウン・・・の風さん」
目覚ましで起床。朝食後、抗ヒスタミン剤を服用した。効果は12時間のはずなので、今日も頑張るぞ。
近くの総合病院へキャメロンで向かった。ワックスまでした新車が気分いい。しかし、サスペンションがギシギシいうのが気になる。車検の時に直してもらおう。採血を終えて、いったん外出。コンビニへ行き、売れたメルカリ品(雑誌)を発送した。続いて、ドラッグストアへ行き、1品だけ割引クーポンで購入。病院へ戻ったが、診察までまだたっぷり時間があった(ツムツムでコイン稼ぎ)。約1年間投薬で治療した病気が完治したと判断されて、抜群のタイミングで卒業した。しかし、一つの診療科が終わったので、次に診てもらいたい診療科が浮上するだけだ。本当に健康はありがたい。が、めげていても仕方ない。
帰宅して、インスタントラーメンを食べ終わったところで、猛烈な疲労感。疲労もあるだろうが、抗ヒスタミン剤の副作用の方が大きいだろう。この副作用がいやなので、花粉症になっても、効くからといっていきなり服用しないのだ。念のため、有名なアレグラ(副作用が少ない)は、かつて病院で処方してもらって服用したことがあるが、ほとんど効かなかった。
ソファで横になったら、ものの見事に眠りに落ちた。着信で目が覚めた。ワイフからで、次女が帰って来たので、駅まで迎えに行ってほしいとのことだった。急いで準備して駅へ向かったのはよかったが、昨日送った駅ではなく、別の駅(最寄りの駅)へ向かうべきだった。駅に次女の姿はなく、あわてて最寄りの駅へ。帰宅してまたソファでダウンした。
予定していた屋外の雑務は一つもできず、屋内も同様で、とりあえず短篇小説を1本読んだだけだった。天気も良く、新たなスタートを切るには抜群のタイミングだが、花粉症に行く手をさえぎられ、あえなく沈没している。明日こそは、と思う。
3月11日(土)「背伸びし過ぎか・・・の風さん」
さあ、今日は、昨日できなかったことを挽回だ。
天気が好いので、灯油を屋外タンクへ補充した。今年はこれが最後かな。
今年は高圧洗浄機で外壁や屋根の汚れを落とすつもりだ。以前(一昨年かな)挑戦したことがあるが、屋根を洗浄するためには、高い梯子が必要だった。それで伸縮はしごを購入してあった。最長5mまで伸びるすぐれものである(もちろん高い。シャレじゃなくて高額だ)。屋内でも玄関の吹き抜けに使える。購入してから1年半以上経過していて、使い方を忘れたので、引っ張り出して、ちょっと伸ばしてみた。よしよし。大丈夫だ。
最後は、門柱灯の改善のための事前調査。足元灯になっている。ガラス蓋を外すと、内部は蛍光灯と点灯管で構成されている。小さな蛍光灯は、もうほとんど入手困難である。夜間だけ通電されるようになっているので、ソケットとLEDに交換しようと思う。内部スペースの寸法を測定したあと、さまざまな角度から、現状(配線状態など)をiPhoneで撮影した。隙間をしっかり確保できれば可能だと思った(実は、意外と難しいことがあとで分かったが)。楽しみがまた増えた。
その後、近畿和算ゼミで入手した資料をスキャナーで読み込み、PDF化して保存した。元資料は廃棄したいので、資料読みを始めたら、かなり内容が濃い。延々と時間が経過していった。それだけで、もう閉店の時刻になってしまった。いったいどうなんているのだ。しょせん理解と処理能力不足だということか。やはり背伸びした人生を送っているのかもしれない。やれやれ。
3月12日(日)「沈没から浮上へ・・・の風さん」
天気は下り坂。雨が降り出す前にキャメロンで外出。せっかくワックスをかけたのだもの(笑)。コンビニでまた売れたメルカリ品(英語の参考書)を発送し、GSで満タン給油。来週の日曜日は今年最初の遠出をする。行って帰ってくれば、22万キロだ。
帰宅し、ルーチンを終えたところで、一気に心身ともに沈没した。午前中に服用した抗ヒスタミン剤の副作用が主原因かもしれない。花粉で過敏になっている体が薬で鈍感になる。症状が抑えられるのはうれしいことだが、体がだるくなり、さらに気分まで落ち込んでくる。この落ち込みはまさにうつ病と同じだ。現在の状況のマイナスの側面がすべて自分の責任だと認識される。実際そうなのだが、それを乗り越えて前向きに生きるのが普通の人間だ。気分転換をはかる工夫も人間らしさと言える。ところが、そういう気も起きない。ツムツムをやる気にもなれない。やってもひどいスコアになるに決まっている。こうして書斎に引きこもったまま、晩御飯の時刻まで浮上することはなかった。
いくらか元気が出てきたところで、辻真先先生からいただいた『たかが殺人じゃないか』(創元推理文庫)を読んでみた。強烈な印象を受けた。戦後間もない名古屋が舞台である。まるで歴史小説を読むような、緻密な時代考証にふるえる。リアリティに圧倒される。実際その時代を生きてきた辻先生だから書けるのかもしれないが、記憶だけで書いているはずはなく、きちんとその時代を再現してみせることは、文化的な価値も大きい。元々尊敬する辻先生だが、あらためて背筋を伸ばし、襟を正し、真っすぐ前を見なければ、と思う。
3月13日(月)「花粉症の薬を変更・・・の風さん」
就活を兼ねて里帰りしていた次女が帰った。学生時代に戻った生活でいくらか気分転換できただろう。私にはもう経験できない気分かもしれない。
次女を駅まで送ってから、次に何をやろうかと考えた。昨日のうつ状態は抗ヒスタミン剤の可能性が高いので、今日は服用をやめてアレルギール錠だけにしている。だから、いくらか行動的になっている。近所の酒蔵の直販店が明日と明後日休業だったので、急遽、出かけた。慣れた行動だが、宅配で送った。帰宅し、ルーチンを終えてすぐ先週末に行けなかったクリニックへ行った。月曜なのに意外と空いていた。今日は代診の先生で、花粉症について相談した。花粉症歴50年近い私は超ベテランなので、しっかり症状を伝えた結果、アレグラよりやや強い薬を処方してくれた。待ち時間の間に、ホームセンターで買い物をし、キャメロンのナビの台(硬質スポンジ)を交換した。
帰宅し、サラちゃんと一緒におやつを食べた。まもなくワイフも帰宅した。
東善寺で小栗上野介記念館を建設したいというので、支援金をじぶん銀行から振り込んだ。手数料がかからないし、外出する手間も省けてよい。こういった利用が増えてきたので、もう少し残高を増やしておこう。
やはり抗ヒスタミン剤を服用しなかったので、今日はいくらか行動する気力がわいた。もらった花粉症の薬は晩御飯後服用を開始したので、効果と副作用は明日分かるだろう。
3月14日(火)「活動的な1日・・・の風さん」
朝から晴天。昨夜から新しい花粉症の薬を服用し、起床後、調子が良さそうだった。ドラッグストアへまとめ買いに行ってすぐ帰ってきたが、大丈夫そうだ。
今日からマスクの装着は個人判断になっているが、花粉症の私は外せない。たとえ花粉の飛散がピークを過ぎても、5回目のワクチン接種から4か月ぐらい経過しているので、抗体量は半減している可能性があり、そういう意味でも、しばらくはマスクは外せない。マスク以上に手指の消毒は必須だろう。
とにかく体調が良さそうなので、懸案の外壁と屋根の高圧洗浄をすることにした。果たしてどれくらいきれいになるか、今日はお試しでもある。先日のキャメロンの洗浄で要領は分かっているので、準備はてきぱきと進んだ。ところが、また高圧ホースのノズルが本体になかなかはまらない。水で濡らしてもだめだ。グイっと力を入れたら、Oリングが切れた! そうか。経年劣化でOリングは硬くなり、装着が難しくなるのだ。サービスデスクの女性担当のアドバイス「予備も買っておいた方がいいですよ」が、早速役に立った。さらに「石鹸水をつけてやってみてください」も、守らねばならないと思った。予備のOリングを装着し、中性洗剤の現役で濡らしてやってみたら、すんなりはまった。この手順は必須だと思った。
お試しの結果は、十分に収穫があった。白っぽい壁や雨どいはきれいにならないが、そこそこ汚れが落ちる。一方、色の濃い屋根はきれいになった(ように見える)。つまり、洗浄する価値があるということだ。塗り替えから毎年洗浄をかけていれば、もっと効果的だったと反省もするが、次回の塗り替えまで時間稼ぎをするため、これからは毎年のルーチンにしよう。タイミングは春と秋かな。
ワイフにウォーキングを提案したら応じてくれた。食事の買い物が必要だったので、リュックを持参して出かけた。近くのスーパーで重量を気にせず買い物をした。リュックをかつげば、確かに楽だった。しかし、日差しが春らしくなってきたので、真剣に歩くと下着は汗ばんだ。庭の梅はとっくに開花のピークを過ぎている。盛夏になる前におこなう夏剪定をしっかりやろう。
適格請求書発行事業者の登録が受理されて事業者番号が決まった。現時点3つの出版社から連絡を求められているので、回答書を記入して明日投函することにした。
忘れずに、高圧洗浄機のOリングを再発注しておいた。
今日は久しぶりに1万歩以上歩いた。花粉症が出なければ、まだまだやれそうだ。
3月15日(水)「またダウンだぜ・・・の風さん」
売れたメルカリ品(ビジネス本)を発送するためコンビニへ走った。帰宅し、運動のために歩いて投函してきた。インボイスの登録番号を伝える封書3通である。
ここまで、昨日に続いて、今日も頑張るぞ、という意気込みの表れだった。ところが・・・。
急に花粉症が悪化した。朝食後の新薬の服用は終わっている。マスクもきちんとしていた。あえていうなら、ゴーグルをしてなかったくらいだ。それでもダメ。しばらく書斎でおとなしくしていたが、まるで効果なく、諦めて、インスタントラーメンを食べて、アレルギール錠を服用した。これで復活すればもうけものという感じだったが、結局、ソファで夕方までダウンしていた。
昨日の勢いで、北側1階の屋根の高圧洗浄をやりきるつもりだった。せっかくの好天を利用できなかった。夕方からワイフにウォーキングを提案することもできなかった。
花粉症は発熱のない風邪の症状を呈する。花粉症を未だに発症しない原始人のワイフには理解できないらしく、ソファでぶっ倒れている私に粗大ごみを見るようなまなざしを送ってくる。現役をとうに引退した私など、もはや存在価値はないと言わんばかりだ。実際そうだが、元気であれば、屋内外の雑務くらいやれるのだから、もう少し認めてくれてもよさそうに思う。
日が暮れてから、いくらか体を動かせるようになったので、あれこれ雑務を処理した。予備のOリングも届いた。
数年ごとにバージョンアップされる天文シミュレーションソフト、ステラナビゲータのV12が届いた。歴史小説を書くときは、私には必須である。裏付けデータとして講演でも使えるので、重宝している。さっそく執筆マシンにインストールした。
身辺整理の一環のメルカリ出品を久しぶりにした。明日は、町の電気屋さんが午前中に来るので、少し早寝した。情けない1日だった。
3月16日(木)「ダウンに抵抗・・・の風さん」
いつもより1時間早く起床して、町の電気屋さんを待った。リビングのクーラーが新築以来でもう30年になり、今後のことを考えてエアコンに交換することにした。
どうにか電気屋さんの到着に間に合った。交換の課題は室外機にあった。現在狭い空間に設置してあり、新しいタイプのものは、センサーが反応して周辺の温度上昇で停止してしまうという。たとえ停止しなくても保証がきかないともいう。困ったことだ。結局、ウッドデッキの下からサンルームの周囲をまわって離れた位置に設置しもらうことにした。余分な工事費がかかるが、仕方ない。電気屋さんが来ている間のサラちゃんの反応が心配だったが、まったく問題なかった。
昨日に続いて、今日も歩いて投函に行ってきた。
昼食までは元気だったが、ここからまた昨日と同じように、ぐったりしてきた。花粉症なのは明確なので、昨日より早くアレルギール錠を服用した。しばらく横になっていたが、このままでは昨日の再現になってしまう。腹が立つやら情けないやら、気分も落ち込んできた。これはやばい。花粉症がおさまらなくても、とにかく抵抗するしかないと思い、起き上がった。
昨今は日没が午後6時になり、屋外作業時間は余裕ができた。北側1階の屋根の高圧洗浄に挑戦した。一昨日との違いは、梯子を必要とすることだ。梯子を伸ばして設置し、実際に登ってあんばいを見た。やれそうだったので、高圧洗浄機を設置した。
日暮れまでじゅうぶんの時間を残して作業は終わった。北側の屋根はまだ3分の1くらい残っている。次回は北側2階の壁と雨どいになる。一気にやるには、体力不足だし、初めてのことがあるので、要領がつかめていない。こんなペースで今後もやるしかない。
ワイフが行きたいという7月のコンサートのチケットをオンラインで購入した。もう残りの席は6つしかなかった。完全に出遅れ。
土曜日は滋賀県へキャメロンで出かける。ルートを決めて、ナビに目的地をセットしようとしたが、主目的地とは別のもう一つの目的地がなかなか決まらず、ナビへの地点登録まではできなかった。明日の課題だ。
夜になって、何とか花粉症がおさまっている。必死に起きだして、高圧洗浄をやってよかった。でないと、気分は落ち込むばかりだ。
3月17日(金)「静かな出発前日・・・の風さん」
昨日投函した3通のうちの1通に切手が貼ってなかった。貼ってなかった、と他人事のように書いたのは、出版社から送られてきた封筒だったことがある。私の想い込みで、返信用の封筒には切手が貼ってあるか、料金後納といった印刷がされているとはなから信じて疑わなかった。不注意だった。料金不足で戻って来たので、切手を貼ってあらためて投函してきた。
昨日は執念で高圧洗浄をやったが、もう一つ予定していたことができなかった。明日のドライブのためのナビルートを、あらかじめナビに登録しておくことだった。明日の主目的は、滋賀県米原市でおこなわれる「番場の忠太郎銅像建立記念式」に参加することだ。昨年の番場史跡顕彰会によるクラウドファンディングで、記念式出席を返礼に選んでささやかな寄付をしていた。せっかく出かけるので、ワイフからは彦根城の近くのいと重本店で名菓「埋れ木」を購入してくるようにプレッシャーがかけられていた。それらだけではもったいないので、最近戦国時代の小説を読んでいる私は、長浜城歴史博物館に行くことにした。国友一貫斎の特別展が開催中である。ぜひ見学したかった。
3か所を地点登録したあと、ナビルートとしては、米原市の蓮華寺(忠太郎地蔵尊があって、何度も行っている)、彦根市のいと重本店そして長浜市の長浜城歴史博物館をゴールに設定した。書斎でセットが完了したので、キャメロンにそのナビを設置した。
夕方、月例の墓参にワイフと行った。墓石が細かい粒子で汚れていた。もしかすると花粉かもしれない。今夜から明日へかけて雨の予報なので、今のうちにきれいにしておけば、変な模様が墓石に残ることはないだろう。終わってから心月斎の庭へ行った。梅の開花は終わっていて、桜はまだつぼみもふくらんでいない。白い辛夷(こぶし)と赤いボケの花が見ごろだった。
今日は、きちんと薬を服用し、点眼薬やマスクも併用して、何とか花粉症をやり過ごした。明日は雨だから、花粉症の心配は少ないだろう。
3月18日(土)「長い1日・・・の風さん」
小雨が降る中、予定通り8時に出発した。時間的な余裕があるので、スピードは控えめだ。知多半島道路から名古屋高速へ入った。名神にのるため、一宮を通過するのだが、ここは複雑なジャンクションになっていて、さまざまな道路や出入り口が結合しているため、渋滞になりがちだ。道路の構造上の問題による渋滞で、今日もひどかった。う回路を作るべきだ。
番場の忠太郎地蔵のある蓮華寺に、10時半ころ着いた。長谷川伸の戯曲『瞼の母』は創作だから、母を訪ねてきた番場の忠太郎もフィクションである。しかし、名作の時代劇は、いつか忠太郎を実在の人物にしてしまった。誤解や錯覚、誘導ではない。地元に愛されて定着したのだ。ある日とつぜんなくなった忠太郎の銅像が発見されたのが1年前である。番場史跡顕彰会の泉会長が精力的に動いて、所有者から買い戻し、新たな台座もこしらえて地元に保存することになった。大きな課題は資金で、クラウドファンディングや米原市のふるさと納税など、あらゆる手段を駆使し、わずか1年で、この日を迎えることになった。
記念式典では、米原市の平尾市長や蓮華寺の井澤管主が、大衆芸能をスタートとする人に縁のつながりの不思議さと大切さを語り、私も感銘を受けた。元は、長谷川伸先生が創作された戯曲だが、人間ドラマにこめたテーマの価値が、人々の心を打ち、心をふるわせた人々が人と人の縁をつないで、多くの人を動かした。それが、今回の銅像の建立に結実したのだ。
銅像をもともと忠太郎食堂に飾ってあった。製作者は地元の彫刻家酒井源造、モデルになったのは同じく地元の役者だという。
五大路子さんからは祝電、山折哲雄先生からはお祝いのメッセージが届いていて、紹介された。
銅像は「中山道番場宿」の石碑のある交差点の一画に建立された。そこでの除幕式のころには、雨もほとんど上がって、傘が不要になった。マスコミの取材もあったから、今夜のニュースや明日の新聞で報道されるのではないだろうか。
私はそこから彦根城の近くのいと重本店へ向かい、予定通り「埋れ木」を買った。このお菓子の名前の由来は、井伊直弼が青春時代を過ごした、同じく彦根城近くの埋木舎にちなんだものだ。彦根城も埋木舎も8年前に同じく蓮華寺のあと訪ねて見学したので、今回はパス。
琵琶湖の東側を北上して、長浜城歴史博物館へ行き、国友一貫斎の特別展を見学した。国友村の鉄砲鍛冶のことは、今月読了した南原幹雄の『覇者の決まる日』で読んでいた。
一貫斎は、戦国時代が舞台の『覇者の決まる日』よりずっとのちの人で、私が得意とする天文暦学が発達したころだから、鉄砲だけでなく天体望遠鏡を作ったことでも有名だ。同じく天体望遠鏡製作で有名な大坂の岩橋善兵衛と時代も近い。貝塚市の善兵衛ランドは、以前じっくり見学したことがある。
今回の一貫斎の展示では、豊富な人脈に興味がわいた。
『覇者が決まる日』に続いて、野村敏雄先生の『大谷吉継』を読んでいる。長浜城の石田三成との友情を大切にして、関ヶ原の戦いで死んだ武将である。
帰路、名神の関ヶ原近くを走っている時、左側に関ヶ原石材が見えた。現役のころ、工場見学で訪れたことがある。工事敷地内に石のモニュメントがたくさんあって、面白い会社だと思った記憶がある。
帰宅したら、このところ隔週でサラちゃんの調教に来ている長女がいた。晩御飯後、Amazonprimevideoで「ルパン三世THE FIRST」を観た。CGのルパン三世は初めてだった。ヒロインのレティシアの顔の表情や体の動きは、アナ雪のアナに酷似していた(笑)。
長い1日だった。
3月19日(日)「穏やかな一日・・・の風さん」
すっかり雨が上がっていて、さあこれから、という気分で起床した。花粉症にやられると、一気に調子が狂うので、慎重に朝のルーチンをこなしていく。
フェースブックの更新も視野に入れながら、二日分の気まぐれ日記を書いた。
長女が撮ったサラちゃんの動画をインスタグラムに入れ、フェースブックにも昨日の除幕式のことを書き込んだので、ひと安心。
五大路子さんへ電話で除幕式の報告をした。祝電しか送れなかった五大さんだが、私の報告で、長谷川伸先生の遺徳が今回の建立につながったことを実感し、とても喜んでくれた。
サラちゃんが我が家へやってきて、もうすぐ半年になる。最近の進歩は、鳴いておやつをねだる甘えと、玄関へのお出迎えだ。どちらも自分の意志から出る行動なので、私たちもうれしい。人間への恐怖がもっと減って、私たちがさわれるようになれば、その先には抱っこがあるだろう。保護猫を飼うことがこんなにも難しいことだとは知らなかった。しかし、予想外の学びが多いのは事実で、猫とは言え、人間に通じることもあると思う。
夕方から疲労が出て、リビングでダウンした。花粉症のせいではない。
名古屋へ帰る長女を送りがてら、また名古屋で一緒に晩御飯を食べた。レストランの活気も徐々に戻ってきている。このままかつての日常に戻ってほしい。
9月のセミナーの依頼があった。10月の講演もほぼ確定しそうだ。11月にも講演の予定があるので、今年度の後半は充実しそうだ。そうなると、やはり、執筆復帰が急がれる。
今夜の地元の夜空は満天の星である。田舎生活は、自然と美味しい食べ物に恵まれていて、幸せなことだ。
3月20日(月)「今日も屋外雑務に集中・・・の風さん」
今日もやりたいことは多い。が、マイペースでやろう。
晴天の下、キャメロンで外出。JAとUFJのATMをはしご。ドラッグストアへ寄って、サラちゃんのおやつをまとめ買い(すると安いので、お取り寄せ注文)。
屋外作業は、高圧洗浄だ。ハシゴを伸ばして、裏の土地から北側1階の屋根の上にかけて、2階の外壁をやった。雨どい周辺はきれいにならないが、外壁はいくらか汚れが落ちた。北側で残るのは、玄関の上のとんがり屋根で、ドーマーもある。どれだけきれいになるか分からないし、作業の難易度というか、危険度は最も高くなる。遠目に見て汚れが目立たなくなればそれでいいと思っている。また天気が下り坂なので、次の週末がねらい目だ。
夕方、ワイフとウォーキング。目的はつくし取りだ。田んぼのあぜ道につくしがたくさん生えている。毎年とっている場所まで行って、両手いっぱいとってきた。帰宅してすぐつくしのはかま取り。作業中に議会議員選挙運動の人たちが来て、ワイフが対応した。誰が担当しても地方の課題は難物でたいへんだ。住居地だけが改善されることはまずない。日本全体の問題なのだから。
リビングのエアコンを更新しようとしている。室外機をサンルームをぐるっと迂回して設置するつもりだったが、工事費用がかなりの額になると連絡があったので、室外機はウッドデッキの上に設置し、お洒落なカバーで隠すことにした。カバーと言っても囲い枠のようなもので、ウッド製と金属製があるが、周囲との調和を考えて白い金属製にすることにした。先に入手して、設置場所を検討するため、さっさと発注した。
明日早朝からWBCの準決勝がある。勝利がきわめて難しい場合は日本を応援するが、そうでない場合は、もし負けたらどうしようと思ってハラハラドキドキになるので、この試合は応援しない(笑)。日本の代表チームとしては、おそらく史上最強だろう。優勝の可能性も高いため、リアルタイムでの応援は心臓に悪くてとてもできない。
今日も何とか花粉症が悪化せずに1日を終えることができた(と思ったが、夜中に苦しみだして、洗面所まで目薬をさしに行った)。
3月21日(火)「WBC準決勝突破・・・の風さん」
春分の日で祝日。WBCの準決勝を観る人が多いのではないか(テレビだけでなく、Amazonprimeでも観られる)。日本が勝てそうなので、ハラハラドキドキを嫌って、リアルタイムでの応援はしない。ワイフとブランチをしていて、終わるころ、結果が出た。なんと村上のサヨナラヒットで逆転サヨナラ勝ちだった。もしリアルタイムで観ていたら、心臓発作で死んでいたかもしれない。やはりリアルタイムで観なくて良かった(^_^;)。
雨の予報が後ろの方へずれたので、今日は門柱灯の工事の準備をした。タイマー付きの蛍光灯が現状だが、使われている蛍光管が特殊で、もう入手できない。点灯管はもちろん、電気回路含めて、すべての部品を取り外した。内部の汚れをとっていたら、ナメクジが出てきた。クモが巣を作っているのは自然だが、以前は、大きなムカデが侵入していた。最終的に隙間はふさがなければならない。門柱灯のカバーはすっかり色落ちしていたので、窓部を養生テープでふさいで、黒のアクリルスプレーで塗装した。内部も白で塗装しようと思っていたが、そこそこきれになったので中止(完璧を目指していたら、いくら時間があっても足りない)。
4月に予定されていたセミナーの一つが、応募者がいたので、開催確定した。対面とオンラインのハイブリッドで、やりにくいが、昨年も経験している。
保護猫サラちゃんが家族の仲間入りしたので、日めくりニャンコカレンダーに応募した。以前も応募しているが、採用されていない。
レターパックや郵便振り込みなどの準備もした。今日も思いっきり雑務ばかりの1日だった(が、WBCの結果が最高に印象的だった)。
3月22日(水)「門柱灯工事が完了・・・の風さん」
WBC決勝の相手はベースボールが国技ともいうべき米国だ。容易に勝てる相手ではないから、応援したい気持ちはあった。しかし、自分の時間を確保するため、ぐっとこらえることにした。
ストレッチと朝食を終えて、午前中の予定の hairdye にとりかかった。その合間にPCを開いたのが運の尽き。ネットニュースに岡本の本塁打で日本が2点リードと出ていた。リードしているのなら、心臓の負担はそれほど大きくないだろうと、ライブ配信しているAmazonprimeを観た。これでもうやめられなくなった。
堂々たる戦いっぷりだった。そして、絵に描いたようなドラマ仕立て。チャンスの後にピンチあり。ピンチを切り抜けると、ダルビッシュ、大谷というぜいたくリレーになり、最後は米国を代表する打者トラウトを三振にして試合終了。
解説者が言っていたが、合宿初日からのダルビッシュの参加、ヌートバーの人気沸騰で日本ファンを盛り上げ、国をあげての応援で、優勝まで突っ走ったが、そもそもの伏線は昨年のワールドカップサッカーにあった。チームのスポーツマンシップや礼儀正しい応援など、現在の日本の美徳を、機会さえあれば見せられる。ポテンシャルの証明がワールドカップサッカーであったのだ。
大いに元気をもらった私は、今日も頑張るぞと行動開始。キャメロンでJP分局へ行き、現金振り込みとレターパック2通を出した。
エアコン室外機のカバーが午後届くので、ラーメンを食べたあと、リビングで横になって待機していたら、まもなく宅配が到着した。
安心して再びキャメロンで外出。ホームセンターへ行き、小型のLED電球と丸型レセップを選定して購入した。
すでに午後5時近かった。日没まであと1時間ある。準備してあった門柱灯の改良に取り組んだ。擺線の接続では、はんだ付けがベストだったが、まだ慣れていないので、それはやらなかったが、器具の設置が完了して、電源を入れると、ちゃんと点灯した。タイマーを8時間に設定した。時間が経過して消灯すれば、タイマーも壊れていなかったことになる。が、とにかく、懸案の門柱灯が復活したので満足した。壊れたままでは気になって仕方なかった。蛍光灯からLED電球に変更して、消費電力も約4分の1になったのはよかった。
WBC優勝という日に、自分もささやかながら懸案の工事を一つ完了できて満足感に浸れた。
3月23日(木)「うつ状態?・・・の風さん」
朝からイマイチ元気が出ない。あらゆることが遅れている。一種のうつ状態にまたなっている。気まぐれ日記を書くのも忘れていた。
夕方、意を決して、読書タイムにした。私のエージェントが企画した児童書、吉田道子著『草の背中』(あすなろ書房)である。詩的な書き出しだったので、そのつもりで読み進んだ。そのつもりというのは、私の読書姿勢で、詩的な作品なら「感性で読む」ということだ。
ところが、途中からミステリアスな展開になっていった。普通によくある、ごく日常的な物語のようなのに、謎が提示されている。主人公が11歳だから、未知のことが多いのは当たり前だが、必ずしもそれだけではない。私ですら主人公の謎が解けない。つまり、意図的に作り込んだ謎なのである。
児童書なのに、作品のテーマは深い。人生である。やりなおしのきかない人生をどう生きるかということだ。年をとればとるほど、この感覚が強くなるのは当然だ。しかし、この作品では、11歳の少女にそのことを理解させようとしている。そんな物語を作れるだろうか。このあたりから、いつものように、書き手のスタンスで、分析しながら読む姿勢に変わっていった。
これは気まぐれ日記なので、これ以上は書かない。しかし、一つ付け加えるとすれば、挿絵がとてもいい。空間(白い部分、あるいは敢えて絵を描いていない部分)を効果的に使っている。何も描いていなくても、そこに何があるかは、読者には見える。そういう描き方だ。
晩御飯後、児童書の感動が吹き飛ぶ事件があった。2階の洗面所で食後の歯磨きをしようとしたら、蛇口のところに黒い物体がある。よく見ると、中型のチャバネゴキのような……。引き出しからゴキジェットを噴霧してみたら、動いた。敏捷な動きではなかったが、逃げようとした(ゴキは前進しかできなので、逃げる場合でも前へである)。シンクに落下したので、トドメを刺した。ひっくり返っている様子はゴキの特徴そのままで、まだ信じられない思いだった。もう1年以上、屋内でゴキを見たことはなかった。やっと、私のゴキ対策が完成したと思っていた。それが見事に裏切られた。どこから来たのか分からない。動作が比較的にぶかったのが、冬籠もりから覚めた直後だったからか、それとも私があちこちに設置してあるホウ酸団子を食べたせいだったのか、判断はできない。今日は、大きな荷物が宅配で届き、その段ボール箱を玄関に置きっぱなしだったので、もしかしてそこから……とも思う。
夜、メルカリ出品が売れたのだが、そこからややこしくなった。購入者が、私の他の出品にも興味があって、安く買いたいと言うのだ。全部で5点になる。そこで、最初の取引はキャンセルして、これら5点を2点と3点に分け、まとめて購入してもらうことで商談が成立した。5回分の送料が2回分になるので、購入者に十分還元できる。私も手間が省ける。
就寝するころには、私のうつ状態は消失していた(笑)。
3月24日(金)「天気とともに気分も明るく・・・の風さん」
昨夜は色々なことが起きて、うつ状態も吹っ飛んだが、余韻がいつまでも脳みその中で反芻されて、熟睡できなかった。精神力が低下しているらしい。
今朝はいつもより早起きし、ワイフを最寄りの駅まで送った。
帰宅して、ルーチンをしているうちに目が冴えて来て、そのまま今日のアクションアイテムに取り組むことにした。
トーストとホットミルクの朝食後、売れたメルカリ出品5点を二つに分けて、荷造りした。それを持ってキャメロンで外出。昨日はうつ状態だけでなく、天気も雨模様で、陰鬱だった。今日は曇りで、昼頃から日差しもあるらしい。コンビニで2つの荷物をネコポスで発送した。せっかく外出したので、そこからGSへ行き、キャメロンに満タン給油した。先週の滋賀県往復を含めた燃費はリッター13kmほどだった。エアコンを使っていた時間が長かったので、こんなもんだ。さらに、近くのホームセンターへ行き、小さな板材を購入した。151円なので、どんなものか想像できるだろう。
帰宅すると、案の定、空が明るくなってきた。元気なうちに仕事をしようと気合を入れた。
門柱灯はタイマー点灯するようになっただけでなく、枠を黒く塗装したので、見た目もきれいになっている。そうなると、門柱のポストがみすぼらしくなった。門柱灯の枠とポストの枠は本来同じ材質、同じ色だったのだ(メーカーが同じなのだ)。そこで、ポストの周囲を新聞紙で覆い(養生テープで貼り付けて)、門柱灯の枠と同じように黒のアクリルスプレーで塗装した。
続いて、玄関の段ボール箱を持ち出して、車庫の屋上へ持って行った。中にゴキがいるかもしれないので、白日の下、開梱するのだ。
その前に、インスタントラーメンで昼食にした。食卓で何か食べているとサラちゃんが近づいてくるので、おやつを与えた。
ポストの塗装が順調に乾燥しているのを横目で見てから、車庫の屋上へ行き、段ボール箱を開梱した。中には何もいなかった(笑)。実は、中身は、エアコンの室外機用のカバーである。スチール製でアンティークホワイトである。アンティークホワイトというのは、単なる白ではなく、白い塗装の上に、わざと黒い筋をつけて、年代物のように見せているのだ。ワイフに言わせると「シャビー(shabby)ホワイト」つまりヴィンテージの風合いのある白とのこと。組み立てて、ウッドデッキの予定位置に置いた。同じ色のガーデンテーブルやガーデンチェアとマッチした。
その後も、意欲的に行動し続けた……が、夕方、疲労で失速した。
名鉄のダイヤ改正で乗り継ぎが悪くなり、ワイフは帰るのに2時間かかったという。田舎暮らしを快適にしようと努力しているのに、インフラが悪化していくのは何ともやりきれない。
3月25日(土)「また雨が続く予報だが・・・の風さん」
雲のない夜は、当地は満天の星になり、田舎暮らしの醍醐味を満喫できる。昨夜は、それに加えて、珍しい星空を見ることができた。輪郭の鮮やかな三日月が、抱きかかえるように金星をのせた格好で、西の空に浮かんでいたのだ。子供のころ、月星シューズというのが有名で、製造している月星化成の商標が、まさに昨夜の三日月と金星の配置によく似ていた。
今日は読書に力を入れようと決めていたので、辻真先先生の『たかが殺人じゃないか』の続きを読んだが、戦後間もないころの名古屋を中心とする愛知県が舞台のこの作品では、月星シューズのようなものが次々に小道具として出てくる。ミステリなのに、歴史小説のような味わいがある。
今日と明日は、雨の予報である。したがって、屋外作業は予定していない。
珍しくワイフがメルカリに出品されているものを代わりに買ってほしいと言ってきた。友人からの情報で、ガチャでしか入手できない商品だという。ワイフが選んだ商品の説明によると、出品者は同じものが2個出たので、いらない1個を出品したとかで、計算してみると、新品なのに、本人は元がとれない価格を設定していた(笑)。
身辺整理が目的で、売れる価格を設定しようとすると、元がとれないことはしょっちゅうだ。しかし、そうでない価格設定もたまにはある。昨日と今日がそれだった。古本の相場をチェックしたら、レア品だからだろう、当初価格の5倍くらいが相場になっていた。こういう場合は、相場より若干安く設定する。もうけたいからではなく、相場を崩さないためだ。なにごとも現状をかき乱すのはよくないと思う。
セミナーだけでなく、講演の予定が少しずつ決まり出した。私でもまだ仕事をしてよいと言われているわけで、いくらか元気が出てきた。人間、必要とされているうちが花である。
3月26日(日)「晴耕雨読?・・・の風さん」
今日も雨。少し寒い。昨日今日と桜が満開だったところもあったのではないか。毎日開花を待ち望んでいた、我が家の庭の梅の木は、もう葉っぱだけになっている。このあと、はたして以前のように梅の実が生るか、それも楽しみだ。
26日はシャレでふろの日なので、月例の風呂釜掃除をした。退社して10年、家の維持管理の大変さがようやく分かってきた。今はまだやるべきことを把握している状態なので、アクションアイテムは増え続けている。しかし、そろそろピークにして、その後は、アクションアイテムを減らしていかないと、老後の生活が成り立たなくなる。
しかし、直近の新たな課題は、ウッドデッキの塗装だ。エアコンの室外機をのせることになったので、真剣に考えることにした。家の壁のように10年もつなどということはなく、やる人は毎年塗装をしているらしい。YouTubeという便利なお勉強ツールがあるので、しっかり準備して、初体験をのりきりたい。
午後、やっと散髪に行ってきた。以前は片道1時間強のドライブをして散髪に行っていたが、今は近所で、予約時刻の10分前に出発して十分間に合う。こういう工夫が老後の生活を成り立たせることになるのだろう。
そんな自分の老後のことだけ考えていられたらハッピーなのだろうが、世の中、そんなに甘くない。まさかのウィルスのパンデミックを経験し、続いて世界を巻き込むウクライナ戦争まで勃発した。パンデミックはやがて終息しそうだが、戦争は激しさを増している。どこまで拡大するか分からない。SFのように核戦争まで起きるかもしれない。台湾情勢を見ていると、日本が巻き込まれる恐れがある。先の見えない混とんとした中で、自分の人生も終止符を打つのだろうか。
今日も読書の時間をかなり確保したが、勉強が目的の読書は若いときにするべきで、今ごろ何だ、という思いがある。しかし、不勉強だし、無知過ぎるのは否定できない。
3月27日(月)「屋外作業の日々が始まる・・・の風さん」
今日からしばらく降雨のない日が続くはずだ。屋外作業を適切に配置し、期末(3月末)と月初ルーチンをこなしたい。
いつものように寝坊し(しかし、睡眠時間は8時間はない)、朝のルーチンをおこなった。ストレッチをきちんとおこなうと、1日のスタートはスムーズだが、体力増強にはならないので、頑張りすぎると途中で失速する(笑)。
とりあえず、屋外作業の初日として、家の周囲の除草剤散布をおこなった。庭の切り株の穴に追加注入(根を腐らせるため)とログの裏側(雑草が少ない今は作業がやりやすい)が主目的だった。
町の電気屋さんへ電話し、エアコン設置位置が決まったことを伝えた。エアコンの入荷を待って工事になるので、おそらく4月中旬以降になるだろう。これが終わると、大きな電気工事で残るのは食器洗い乾燥機をどうするかだだけ(ワイフ曰く故障とのことだが、未確認)。
70歳の誕生日までに、屋内外のこういった大きな工事はすべて終えておきたい(実際はかなり難しいのだが)。
今日は郵便物や宅配がいくつか届いた。大病していなくても、外出がままならなくなったら、あらゆる用事を、インターネットと物流手段に依存することになる。そのためにも、暮らしやすい住まいにしておきたい。
ウッドデッキの塗装を初めて自分でおこなうため、YouTubeで勉強している。もう10本以上の動画を見た。基本的な工程順序や使用する道具類のバリエーションを知った。実際にどれを選択するかは、現在のウッドデッキの状況(痛み具合)によることが分かった。相対的には、それほどひどくないので、徹底した塗装にはならない。塗装出来たら、数年間、経過を観察し、数年後に再塗装してもいい(2度目はもっと上手にできるだろう)。そういう考え方でおこなうことにした。
3月28日(火)「塗装グッズを準備・・・の風さん」
ドラッグストアからホームセンターへ買い物に行った。いよいよウッドデッキの塗装のための準備だ。今朝も動画を見て、使用する塗装剤を決定したので、何が必要かはだいたい決まった。あまり塗装は傷んでないはずなので、水性の含浸タイプで、色が強くのらない塗装剤である。それでも、最後まで迷ったのは、前処理である。基本はサンドペーパーにして、安価なホルダーを買った。決めた塗装剤と同じブランドがなかったので、帰宅してすぐネット発注した。塗装をおこなうのは木曜日の午後である。塗装剤は午前中に届く。やはりネット購入は便利だ。
昼食にインスタントラーメンを食べ、ひと安心したため、2時間ほど昼寝してしまった。やる気だけは人一倍あるボケ老人だが、体力不足は否めない(笑)。
昨日に続いて、会社時代の知人と電話で話した。手紙が届いて、送った拙著をしっかり読んでくれていたので、うれしかったからだ。送ってくれたお菓子も珍しいもので、ありがたかった。
メルカリに出品したレア本が売れた。古本の相場価格の中では最低に設定したのがよかったみたいだ。もっと値下げしてほしいというメッセージも来ていたが、私の設定価格で十分競争力があった。終活みたいであまり強調したくないけれど、長年大切にしていた本でも、遺産になる見込みがないと、墓場(あの世)まで持っていけるわけじゃなし、と思って、出品の決心がつく。今日、売れたレア本もそういった気持ちで出品したのだ。
昨年の暮れから身辺整理を懸命に続けてきたが、思ったほど身の回りはすっきりしていない。もう少し根気よく、負荷にならないようにしながら、続ける必要がありそうだ。
天気予報によると、まだしばらく雨の降らない日が続く。屋外作業を順調に終えたい。
3月29日(水)「良いことばかりは続かない・・・の風さん」
今日も気ぜわしい1日になりそうだ。
毎朝ストレッチをしているが、ふと膝のお皿の動きが悪くなっていることに気付いた。五十肩対策はしっかりやっていても、知らない部分で老化が進んでいることがある。このお皿も何とかしなければ。
朝食後、キャメロンで外出。JP分局でレターパックプラスを買い、用意してお躰中身を入れて即投函(窓口で)。続いて、コンビニへ移動し、売れたメルカリ品を発送した。次に、ドラッグストアへ向かった。今朝、注文してあった猫のおやつが入荷したという電話があったので、受け取りに行った。
昼食後も忙しい。家の北側の高圧洗浄の最終段階だ。玄関の吹き抜けになっている部分の屋根の洗浄が今日の目的だ。伸縮自在の梯子を初めて最長の15mまで伸ばし、雨どいに負荷がかからないように立てかけた。(実は前回、梯子をかけた雨どいが破損したので、今日は、最初に修理もしておいた)屋根の洗浄もしたが、ここにはドーム型のトップライトが設置してある。吹き抜けの明り取りである。この半透明のドームの汚れを落とすのが今日の主目的だった。ボケ老人が梯子の先端近くまで登り、高圧洗浄機でドームの汚れを落とす姿は、見る人に不安と軽蔑の感情を抱かせるだろうが、そこは目をつぶってやった。
その後、明日のウッドデッキ塗装のための前準備ということで、ウッドデッキの高圧洗浄もおこなった。ついでにデッキ上のガーデンテーブルとベンチ、チェアも。
『円周率の謎を追う』の増刷(8刷)の見本が届いた。ありがたいことだ。ついでにアニメ化もされたら、さらに売れるだろうが、これ以上良いことがあると、ポックリ死ぬことになりそうだ。
自分がポックリ死ぬ代わりに、愛用のコーヒーメーカー(最大10杯分淹れられる)が壊れた。サーモスタット異常らしく、保温中に突然電源オフし、その後、不安定な状態がしばらく続いたあと、ご臨終となってしまった。良いことばかりは続かないという見本でもある。早速ワイフに新しいコーヒーメーカーを選定してもらい(半分はワイフがトール教室のために使っているから)、Amazonprimeで発注した。明後日届く。
また読書が停滞していたので、挽回のつもりで、読書した。いや、これだけでは全然足りない。長い年月生きてきたのに、まだ読書中に知らない単語にお目にかかる。作家として恥ずかしい。辞書は手放せない。
3月30日(木)「ウッドデッキ塗装1回目・・・の風さん」
今日もあわただしい1日になりそうだ(振り返ると、昨日の日記には誤字が・・・。あわてて訂正する)。
今日の最大のミッションは、ウッドデッキの塗装の1回目までを終了すること。
昨日の高圧洗浄で、いくらか汚れは落ちたが、汚れだけであり、木材の劣化した部分(紫外線や雨、コケなどによる)は本来の色ではなく黒ずんでいる。小さな欠けなどもあり、てのひらでなでると、でこぼこ、ざらざらしている。そこを紙やすりで落とすのだが、塗装含めて、まるでカンナがけしたように下地だけにするのは無理だ。目標は、塗装しやすくするために、なるべく平坦にする。YouTubeで学んだ。紙やすりを巻き付ける道具を購入してあったので、それを使って磨いたが、しゃがんでやるので、かなり下半身に負荷がかかる。時間もかかった。
やすりがけのあと、ワイフに箒で掃いてもらい、その後、購入したウエス(リサイクルの布)で拭くと、かなりの粉(やすりがけの屑)がとれた。
昼食をはさんで作業を継続した。塗料は、私が初体験ということで、無難なものを選択した。水性の(と思って購入したはずなのに、実は油性だった)キシラデコールのウォルナット。ゴム手袋も準備してある。デニム地のエプロンも。
いよいよ塗装の1回目だ。塗装といっても、やり方はさまざま。今回は、やはりYouTubeで学んだように、やりにくい細部を最初に、ということで、板と板の狭いすきまをベンダーという刷毛で塗る。これを私がやり、ワイフに表面の塗装をやってもらった。しゃがんでの作業なので、非常にきつく、手伝ってもらったのは正解だった。終了したのは、日没の1時間半ほど前である。油性塗料なので、乾燥には6時間以上かかるらしい。この時点まで油性塗料だと思っていなかったので、うすめ液(シンナー)を購入してなかったが、幸い小屋の中にあり、それを使って道具類を洗うまでが今日の仕事だった。
並行しておこなったガーデンベンチのスプレー塗装は、剥離した部分が3回塗装でも覆い隠すことができず、あばたになった。明日、もう1,2回スプレーしてみるつもりだ。
就寝前の読書で、今年13冊目の読了があった。執筆が中断している間は、読書がいくらか進む。
3月31日(金)「久しぶりの陶芸展見学・・・の風さん」
2回目の塗装をするので、気合を入れて起床したら、下半身のあちこちの筋肉が痛い。この筋肉痛は、筋トレをしたのと同じだ。仕事をしながら筋トレにもなったとは、一挙両得じゃないか。ラッキー(笑)。
今日の塗装は、刷毛塗りだけで、昨日はワイフが担当した。つまり、私には初体験である。ベンダーを刷毛に持ち替えて・・・でも、しゃがんでの作業は同じだ。痛い筋肉をまたいじめることに・・・じゃない、筋トレになる。ありがたく作業に専念した。刷毛塗りは、力の入れ方など、コツがさっぱり分からない。
昼前までに終えたかったが、全然だめだった。やっと終えて、片付けているときに、朝から出かけていたワイフが帰ってきた。
昼食におはぎを食べて、午後からアクアで出かけた。
新型コロナの蔓延から丸三年中断していた、知人の三河陶芸展を見学に行った。現役時代から見学しているが、さまざまな作品が並んでいるので、見て楽しい。元同僚だった知人も、退社後はますます本格的な陶芸に取り組んでいて、作品のすばらしさだけでなく、技巧の解説も専門的で勉強になる。久しぶりの開催ということで、以前の状態が戻ったかと思ったが、知人によると、新型コロナのための逼塞生活で気持ちが沈んでしまい、陶芸に実が入らなくなった人もいたという。私も、外出自粛で気持ちがふさぎ込んで、執筆が進まなかった経験をしているので、そういった陶芸家のいたことは納得できる。
帰りにスーパーで買い物をし、ついでに晩御飯も食べて帰宅したが、陶芸展の写真を撮ってフェースブックにアップすればよかったなと、ちょっぴり後悔した。どうもSNSは私の日常になりにくい(写真というより、長い文章が書けないのが、力不足の私にはかえって重荷なのだが)。
2023年4月はここ
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